【シャッタースピードとは?】撮影に必要な基本知識と活用法を分かりやすく紹介!
どうも!田中さん。(@TAR0222)です!
カメラを買って撮影を始めたものの、うまく撮影できないことってありますよね。特に、動きの速い被写体や、夜景や星空を美しく写したい時など、カメラの設定が難しく感じないでしょうか?
撮影時は露出設定がとても大事で、その中でも「シャッタースピード」は撮影の基本となる大切な概念です。
「シャッタースピードとは?」
「撮影にどう影響するの?」
「設定は?どう撮影に活用するの?」
本記事では、その様な疑問に答える内容になっています。
シャッタースピードの基本的な知識から、具体的な活用法まで解説していきます。
プロフェッショナルも素人も、写真撮影のスキル向上のためには基本知識と経験が必要不可欠。この記事を通して、皆さんがカメラを楽しむ一助になれば幸いです。
シャッタースピードとは?
カメラの基本操作として重要な位置を占める「シャッタースピード」。その概念を理解し、適切に操作することで写真の味わい深さや表現力を大きく変えることが可能となります。
簡単に説明すると、カメラのシャッターが開いている時間のこと。
例として、1/1000秒という短いシャッタースピードでは被写体の動きをピタリと止めることができ、一方、1秒以上という長いシャッタースピードでは、被写体の動きを美しい流れとして捉えることができます。
シャッタースピードを操作することで、被写体の立体感や動き、さらには光と影の表現まで幅広くコントロールすることが可能になります。
また、シャッタースピードはISO感度・絞りと並ぶ露出三要素の一つであり、明るさを調整する役割も担っています。
以上がシャッタースピードについての基本的な説明です。
シャッタースピード – 撮影に及ぼす影響
ここでは、シャッタースピードが具体的にどのように撮影に影響するのかを解説します。主にシャッタースピードが影響するのは次の点です。
・明るさの調整について
・被写体の動きの表現について
・カメラの手ブレについて
明るさの調整について
速いシャッタースピードでは、光がセンサーに当たる時間が短くなり、結果的に暗くなるという現象が起きます。反対に、遅いシャッタースピードでは光を多く取り込むため、明るい写真が撮れます。ただし、適度な露光時間に気をつけることが重要で、長すぎると被写体が白飛びしてしまい、短すぎると黒ズミが起きる恐れがあります。
被写体の動きの表現について
短い時間でシャッターを開閉することで、動いている被写体を静止させたように撮影することが可能です。これをフリーズ撮影と言います。他方、長い時間シャッターを開くことで、動きをぼかすこともできます。これを流し撮りと言います。
カメラの手ブレについて
シャッタースピードはカメラの手ブレにも影響します。シャッタースピードが遅いと手ブレが目立つため、そういった場合は三脚などを使用してブレないように撮影することをおすすめします。
最後に、シャッタースピードは他のカメラ設定である「絞り、ISO感度」とのバランスを考えることが欠かせません。一つの設定を変えると他の要素に影響が出るのが、カメラの特性です。撮影の際はこれらの相互関係を意識しながら調整することで、理想的な写真を撮影することが可能です。
シャッタースピード – 調整のコツ
シャッタースピードの調整は、撮影の結果を大きく左右します。写真の表現力を高めるためには、この調整のコツを押さえることが重要です。
「手ブレを抑える、動きのある被写体、自然光」を例に調整のコツを紹介します。
手ブレを抑える
手ぶれを防ぐためには、レンズの焦点距離の逆数を基準にシャッタースピードを選択します。例えば焦点距離が50mmの場合、シャッタースピードは1/50秒以上に設定するのが一般的なルールです。また、ロングシャッターでは三脚を使用して手ブレを抑えるのが効果的です。
動きのある被写体
動きのある被写体を撮影する際は、速いシャッタースピードを選択すると被写体の動きを止めることができます。一方、遅いシャッタースピードを用いると被写体の動きをぼかす効果が得られ、流動感を表現することが出来ます。
自然光での撮影
自然光下での撮影においては、明るい場面ではシャッタースピードを速く、暗い場面では遅く調整します。これにより適切な露出を得ることが可能になります。
しかしながら、高速シャッターにすると画像が暗く、スローシャッターにすると明るくなり過ぎることもあります。画像が暗い場合や明るい場合は、それぞれISO感度を上げる或いは絞りを開放する等、他の設定とのバランスを模索すると良い結果を得ることが可能です。
何度も繰り返し試行しながら、自分だけの写真表現を追求してみましょう。
シャッタースピード – 撮影での活用法
「 撮影での活用法」について、ここでは解説します。
シャッタースピード – 長い
長いシャッタースピードは、夜景や星空の撮影に有効です。シャッターが一定時間開き続けることで、光が長く感光素子に当たるため、暗いシチュエーションでも明るい写真を得ることができます。また、流れる水などの動きを滑らかに表現することも可能です。
シャッタースピード – 短い
短いシャッタースピードは、瞬間を切り取るのに適しています。動きの速いスポーツの瞬間や、飛んでいる鳥を止めるために使用されます。シャッターが一瞬で開閉するため、動いている被写体も止めて撮影することが可能です。
しかし、前項でも説明した様にシャッタースピードを調節する際には注意が必要です。長すぎるとブレてしまい、短すぎると暗くなる可能性があります。そのため、撮影する場面に合わせたシャッタースピードの調節が求められます。例えば、夜景を撮影する場合は三脚を使ってカメラを固定し、ブレを防ぎます。動きのある被写体を撮影する際には、一定のバランスを保ちつつ短いシャッタースピードで撮影します。
シャッタースピードの調節は写真表現の幅を広げます。是非、上記のテクニックを活用し、写真撮影の幅を広げてみてください。
さいごに
今回は「シャッタースピード」について解説しました。「ISO感度、絞り」とあわせて露出を決める三大要素です。
上図の撮影との関係性をふまえ、何度も試行錯誤する事が上達の近道です。いろいろな表現ができて撮影の幅が広がりますよ。
今回の記事が参考になりましたら幸いです。それでは、また!